Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

2016

あけましておめでとうございます。
いろいろなところで昨年は変化がありましたが、今年もいろいろありそう。
続けて書いていければと思っています。

2016.jpg

アンドリュウサルクス
Andrewsarchus mongoliensis

今年もまた干支と古生物

申年ということでネタを探したのですがどうしても見つからず......かなり厳しいながら、『アンドリュウ「サル」クス』ですf(^^;

陸上の肉食哺乳類で最も大きな頭として知られています。名前は蒙国に探検に向かったロイ・チャップマン・アンドリュースにちなんで名付けられました。
インパクトのある超巨大な頭蓋骨こそよく知られてはいますが、それ以外の骨は殆どわかっていません。このためその全貌はさっぱりわからないと言っていいでしょう。昔はクジラの先祖に近いと言われていましたが、現在では否定されていますし、肉食に疑問を呈する声もあるのだとか。

というわけで、今回はアンドリュウサルクスは頭だけ。それだけだと寂しいので、まわりにサルを遊ばせてみました(^^)
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2015

あけましておめでとうございます。
今年はいろいろとバタバタする予感がありまして、更新が減るかもしれません。
でも、見てね(笑)

2015年賀状(横)

例年同様年賀状用の版画でございます。
今年はね、ストレートに「未」作りました!偶には普通のものをネ、偶には^^


































いえ、やっぱり「干支と古生物」ですwww

さっきのやつをこう、ぐりっと縦にしてみるとですね。

2015年賀状(縦)

アンモナイト
Ammonite

はい、アンモナイトになりました!\(^0^)/
古生物ファンの方はやっぱり今年はこのネタは多かったですね~だまし絵にしてみたんですが、ちょっとベタだったかなあ^^;

アンモナイトっていうのは個別具体的な種類の名前ではなく、語弊を押して言ってしまえば犬とか猫とか、古生物で言えば恐竜とか三葉虫とかっていうのと同じような総称です。軟体動物と言われる貝やイカ・タコの類のグループで、貝殻を持ってはいるもののイカ・タコに近いとされています。ちなみに、貝殻を持っているイカ・タコの親族はアンモナイトに限らず現生のオウムガイや、アンモノイドと呼ばれる連中などアンモナイト以外にもいろいろといたりします。
大変有名な古生物ではありますが軟体部分の情報は殆ど得られていません。脚の本数がいくつだったかすらよくわかっていないんですよこれが^^;ので、まあだまし絵にしやすかったんだけどねw

実は「アンモナイト」という言葉自体が羊と大変所縁の深いもの。
「アンモナイト」というのは「アモンの石」というような意味です。アモンはアメンやアムンと呼ばれることもある埃国神話に於ける主神です。多くのファラオの名前にはこの神様の名前が入っていて、例えばツタンカーメン(トゥト・アンク・アメン)なんかは有名なところ。この神様はいろいろな姿で描かれるんですが、その中に牡羊のものもあるんです。で、アンモナイトの殻をアモンの角に見立てて命名されたという訳です。
名前がついた段階から「羊の角に似てるね!」と思われていた、となるとやっぱり今年の年賀状にはぴったりかなと^^

ちなみにアンモニアは、このアモンの神殿の近くで塩化アンモニウムが沢山採れたことに由来するのだとか。意外と多方面で科学用語になっている神様です。
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2014

あけましておめでとうございます。
相変わらずのらりくらり、今年もやって行こうと思っています^^

毎年行っている年賀状用の版画「干支と古生物」、今年は3回目。

2014年賀状

ブロントテリウム
"Brontotherium"

化石種のウマって結構いるんですよね、だからそれでもよかったんですけどそれだと何ぼなんでも普通すぎるし、さりとていいネタが思いつく訳でもなく…今回は実は相当悩みました^^;
悩んだ挙句出てきたのがこのブロントテリウム。全然ウマに似てないし、強いて言えばイノシシかな?というルックスのこいつとウマにどんな関係があるのかというと、2つあります。1つはこいつがこんな外見にも拘わらず実は結構ウマに近い生き物だということ。ウマやサイ、バクの仲間である奇蹄類に含まれるのですが、その中でもウマに近いのだとか。見かけによらないものです(笑)もう1つは、“bronto”というのがアメリカ先住民族の伝承に登場する嵐とともに空をかける巨大な馬のことなんです。で、先住民たちは化石を彼らの骨だと考えていたのだそうです。日本でもゾウの骨とかを竜骨とか言っていたのと近いのかもしれませんね^^
また、“ブロントザウルス”も同じ語源です。

ちなみに化石哺乳類では非常に有名なブロントテリウムですが、近年では近い仲間との分類を見直そうという動きもあるようで、この名前もなくなる可能性があるのだとか。と言っても全面的な同意が得られている訳ではないようで、正直現状こうです!と言い切れない感じですね^^;
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2013

あけましておめでとうございます。
更新はゆっくりですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

「干支と古生物」、今年は2回目。
今回はなんだかうまく行かなくて、ヘタクソさにも磨きがかかっています。

2013年賀状-1

クェツァルコアトルス
Quetzalcoatlus northropi

史上最大級の翼竜です。翼開長は10m程度。
見た目は似ても似つかないですし、分類的にもヘビと全く関係ありません(笑)
「全然ヘビじゃないじゃん!」と思うかもしれませんが、ちゃんと関係あります。
彼らの名前は墨国アステカ文明の神ケツァルコアトルに由来しますが、そのケツァルコアトルと言う名前が、「羽毛のある蛇」を意味しているのです。

頸が非常に長いので実はヘビっぽいような感じもします。しかし頸の骨の個数は少なく、柔軟性はほとんどありません。ひょっとするとむしろキリンのイメージに近かったりするのかな、と素人考え。頭もものすごく大きくて、骨格を見るとちょっと異様な感じがします。
10mもある絶滅した生き物、というと「恐竜」の2文字がぱっと浮かぶ人も多いと思いますが、彼らは恐竜とほぼ同じ時代に棲息していた空飛ぶ爬虫類「翼竜」という別のグループです(恐竜だと思われがちだけど恐竜ではないという生き物では、以前フタバスズキリュウを紹介しましたね^^)。また、鳥のお化けみたいにも見えますが、飛ぶための身体の仕組みが鳥と翼竜、ついでに言えばコウモリはそれぞれ全く違います。かはくの地下2階で較べることができますので、是非観に来てください!

<参考>
世界最大の翼竜展 ――恐竜時代の空の支配者――/デイヴィッド・アンウィン監修/朝日新聞社/2008
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2012

年の瀬の今日になって何をいまさら感があるものの、折角データがあるから2012年に作った年賀状で使った絵を。
実は毎年版画で年賀状を作っています。ただ、年に1回しかやらないからヘタクソ(^^;
ま、楽しくやれればいいか笑。

今年からテーマを「干支と古生物」とするシリーズを始めてみました^^

2012年賀状-1

アマルガサウルス
Amargasaurus cazaui

辰年ということで、実在しない唯一の干支なんでどうするか困った訳です(^^;
「龍」のモチーフはかっこいいものの、普通にやってもあれだし、かといって恐竜に流れるのもあまりに予想通り過ぎるな~双方のモチーフをうまいこと混ぜた感じで作れるやつはいないかなと頭を捻った結果がこの恐竜。

白亜紀の南米に棲息していた植物食の恐竜です。10mぐらい。
頭が小っちゃくて、頸としっぽが長くて、体がデっかい所謂ブロントサウルス(と言う名前は既に使われていないということはアパトサウルスの回で話題にしましたね)の仲間なのですが、かなりの変わり者。
頸の骨の突起が長く伸びていて、あたかも馬の鬣みたいになっています。本当にこんな格好だったんかいなと思いますが、頭蓋骨の一部を含めかなり保存状態のいい化石が見つかっているとのこと。
これが何に使われたのかということについては、諸説あるようですが最も有力視されているのは、皮膚に覆われていて体温調節に使ったのではないかと言う説のようです。そろそろ別の説が擡頭してきてもおかしくないような気もしますが、この説も長生きですね(笑)
今回はその突起をアレンジして、東洋の龍っぽいイメージと重ねてみました。ちなみに突起は全体には2列ですが、最初は1本なのでそれを角っぽくしてみました。

<参考>
大恐竜展 ――失われた大陸ゴンドワナの支配者――/冨田幸光編/国立科学博物館/1998

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Amargasaurus
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