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Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

Spinosaurus 2020

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スピノサウルス 2020
Spinosaurus aegyptiacus
version 2020

デイノケイルス以来の恐竜ですね。
引き続き以前に比べると創作意欲が燃え盛っている訳でもなく、今年は新作は干支だけかなあなどとも思っていたのですが、こんなニュースがあったら流石に飛びつかざるを得ず、何ヶ月かぶりに紙を引っ張り出して格闘していました笑。

<時事通信>スピノサウルスの尾の化石発見 モロッコで、泳ぎ得意か
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020043000036&g=int

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これまで発見されていなかった尾の化石が見つかったことで、ルックスが大きく変わりました。ほっそりした尾だと思われていましたが、いざ見つかって見るとうんと平たくまるでウナギやウツボのようになっていたようだということがわかりました。こいつをどうやっつけるかというところと、過去作ったものでいまいちだった脚の長さを修正したいというのが今回の課題でした。

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右半身と左半身。

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今回のメインだった尾と後ろ足。尾は長さは確保できたんですが、鰭っぽさをどうしたものかと結構悩みました。あとは後ろ足の指の間に鰭がある説を取って指は敢えてちょっと太めにしました。

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前足。今回の復元を見てちょっとワニっぽいイメージで太めにして見たんですが、ワニっぽくしすぎたかもしれない。

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やっぱりスピノと言えば背鰭。高さの差には結構こだわりました^^

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顔のアップ。
今回は体の改修がメインだったので顔は後回しだったんですが、意外と体がいい感じになり手を抜くと目立っちゃうんで、顔だけ別途作り方を考え直して、最後に合体しました^^;
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NEZUMI (Mus musculus)

今更感がありますが、今年もよろしくお願いいたします。
年末年始日本にいなかったところから始まって忙しいこともあり、また最近twitterなどで上がっている素晴らしい作品を見るにつけ、自分程度のレベルの創作に価値を見出せない気持ちになりなんとなしにモチベーションが下がっておりまして、今年は干支も作らなくていいかなと思っていたのでした(完全に自分の努力や向上心の不足の問題です)。

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が、帰国して見ると少なからぬ年賀状が届いており、何かしら図案を作らねばならぬと考えてみると、やはり一番自分が形にしやすいのは折り紙。とはいえ今年の干支の子はあまり気乗りのしない題材でもあり、仕方なしに紙を手にしてみたところ、思いのほか悪くないものができたと言う具合です。

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無理矢理感はあるものの、前足も後ろ足も指を折り出しはしてあります。
昨今あまりいいものとはされていないようですが、個人的にぐらい折りはそんなに悪いようには思われないのでこちらでも特に顔の部分で使っています。

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実験用のマウスっぽい感じではありますが、色味としてはこれが一番締まりそうだったのでこれで行ってみました。
久々に折ってみると楽しいもので、気が向いたらまたちょっと折ろうかな。
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Deinocheirus 2019

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デイノケイルス 2019
Deinocheirus mirificus
version 2019

デイノケイルスについては過去に何度か作ってみていて、そのあたりの変遷は過去のこの記事に貼ったリンクなどを見ていただければ。
この夏に科博で開催されている恐竜博では、ついにその全身の復元が日本で初公開されています。とはいえ色々な事情でここ数年恐竜に対するモチベーションも下がってきていたところ、ものの良さは認識しつつもあまり期待しないで今回は観に伺ったのですが、いざ実物の化石や復元全身骨格を前にしてみるとやはり感動するもので……旧作はあるけれども、どうしても改めて作ってみたくなってしまったのでした。

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いざ組まれたものを前にしてみると、過去に作ったものが如何に極端な誇張を随所に加えていたかということを痛感いたしまして(大きすぎる背鰭や前肢、鴨のようにしすぎた顔、おざなりな後肢などなど)、兎にも角にもそういった誇張を是正してなるべく自然な姿にしたいというのが今回の作成の一番強い想いでした。実のところ基本的な構造は旧作とほとんど変わっていないのですが、尖りすぎていたところや直線的すぎたところなどかなり手を入れているので、全体の印象はかなり良くなったのではないかと思います。

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当初発見されていた前肢のイメージがどうしても強かったものですから全身を最初に作った際にはつい前肢を大きくしてしまったのですが、全体のバランスから見るとそこまででもないので、当初前肢に使っていたパーツと後肢に使っていたパーツを逆にしました。かといって前肢の指を省略はしたくなかったのでなんとか折り出せるように苦心しまして、今回いちばん悩んだところかもしれません。また最初は風切羽も表現することを考えたのですが、それよりも腕の長さをしっかりと出したいという結論にいたり、最終的には省略しています。

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前肢とパーツを交換した後肢ですが、こちらは足の裏にパッドのようなものがあったということで普通の肉食恐竜を作るときとは違う表現にしたいと考えまして、ここも試行錯誤しました。最終的にできた形は結構気にいっていて、今後エドモントサウルスを作るときなどに活用できそうに思っています。

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思った以上に肢がうまくいったので、最後の最後まで苦しんだのは顔の処理。あまり残っていないパーツを使って、どれだけ大きさを担保しつつあの大きな頭を作ったものかと。こうして考えて見ると、今回はかなり生みの苦しみがあったんだなあと思います^^;

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苦労した甲斐があって最終的な出来栄えには満足しています。この夏はシーラカンスんしろこいつにしろ随分1つ1つ悩ませられましたが、お蔭で久々に楽しい創作の時間を過ごせたようです。
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Coelacanth

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シーラカンス
Coelacanth

博物倶楽部でワークショップを行うため今年も神保町ヴンダーカンマーに出展しました。
そこで展示されていた小田さんのシーラカンスがあまりに素晴らしく、自分も作品にしてみようと思った次第です。

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シーラカンス、実は昔も作ったことがあったので、なんとなくどうにかなるだろうと軽い気持ちで始めたのですが、これが全くまとまらず悪戦苦闘。ヴンダーカンマーの会期中には形にできればと思ったものの結局間に合いませんでした。
自分は飽きっぽいので比較的安易に完成にしてしまうか、そもそも構想を投げてしまうのですが、どうもこいつはいい形に仕上げたくて、珍しく1ヶ月近く試作を重ねて漸くこの形に。頭から第1背鰭までが比較的早く気にいる形のできたので、なんとか粘れたというところです。

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苦労したのは第2背鰭と臀鰭。どちらも同じような位置から同じような長さ・形のヒレが出ているのですが、これがどうも思うようなバランスにならない。魚をよく作る方はこれをいつもやっているのかと思うと正直頭が下がります。これらの折り出し方の目星がある程度ついた時点でとりあえず形の上では下半身もまとまりました。

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あとはその前に試作していた上半身とドッキングするだけと思っていたのですが、これがまたいいバランスにならない(^^;
折り方の上でうまく整合性がついてもやたら身体が長くなってしまったり、うまく臀鰭が折り出せなくなってしまったりと、手札は揃っているのにあがれない苦しい闘いが続きました。。。

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ただ、最終的には苦しんだ甲斐あってプロポーションは気に入っています。鱗の折り出しなど技巧的なところでは及ばないものの、シルエットとしては今の自分のできる範囲ではやりきったかな、と。ひさびさに本当に楽しんで作れたように思います。
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象の肖像

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象の肖像
A portrait of Elephant

に続き、旧作の象の頭をもとにして作ってみました。体裁やサイズはほぼ同じ。不切正方形2枚を使い、片方頭蓋骨、もう片方が下顎骨になっています。下顎骨は頭蓋骨の1/4のサイズの紙で作ったのですがちょっと小さかったかな。。。
これでいろいろな動物の頭骨をたくさん作ってみようと思ってみています。

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旧作は全体の雰囲気は兎も角、眼窩や顎の筋肉がつくあたりがかなりいい加減だったので、今回はきちんと作ろうと思っていた矢先、大哺乳類展が開催されるというので実物を見ながら写真を撮りながらイメージをまとめていくことに。今回手を入れたかった眼窩から噛む筋肉がつくあたりは意外とすんなりまとまったのですが最終的なバランスがうまく取れず、結構頭を抱えました^^;

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今回は牙の立体感をしっかりと出したいと思い、比較的長く取ってある紙を巻きながら形にするという方法を取ってみました。あまり試したことがないことだったので、ここが一番悪戦苦闘したかもしれません。左の牙で練習していけるかと思ったら、右で相当てこずりました……左右対称に同じことをするのは難しいですね(苦笑)

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アフリカゾウを念頭において作ってきたんですが……最後の仕上げで何となくアジアゾウのようになってしまったような^^;同じようなパーツを持っているのでそのバランスを最終的に修正するというのはやはり難しいなと改めて(ヒトの頭蓋骨を作ったときにも思ったのでした)。

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下顎はパーツが少ないのでかえって難しいかもしれないと思ったのですが、実物をじっくり観る機会が得られたお陰か割と苦労しませんでした。
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