Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

Ah! Che ne dite? ~バルトロとバジリオの陰謀~

Ah! Che ne dite? 
~バルトロとバジリオの密談~

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オペラの場面を折るシリーズの第2弾。
今回はG.ロッシーニ『セビリャの理髪師』から、悪役コンビの愉快な密談の場面を。

医者のドン・バルトロは自分が後見人となっている姪のロジーナと、財産目当てで結婚しようと画策していますが、アルマヴィーヴァ伯爵が彼女を見初めたことを知り、彼女の音楽の先生であるドン・バジリオに伯爵をセビリャから追い出す相談を持ちかけます。バジリオはバルトロに、伯爵の根も葉もない中傷を町中に広めて彼を追い出そうと提案しますが(有名なアリア“陰口はそよ風のように”)、バルトロは時間のかかる方法は取れないとそっけなく答えます。
と言っても、このバジリオという男、別にバルトロに義理を尽くすような人物ではなく、要は自分が儲かればいいさと言って退場します(ちなみに作品の後半では財布に釣られて退場したり、最後の部分では指輪目当てであっさりバルトロを裏切りますwなんという小悪人!wwwちなみについでですが、彼だけ台本の設定にキャラクターの言及があり、「偽善者」となっています。)。

“陰口はそよ風のように”はそよ風のような小さな中傷がやがて嵐のように大きくなって中傷された人物は叩き潰されてしまうのさ♪と楽しく歌うすさまじい曲で、静かに静かにppで始まり最後はffで終わります。
ここではそのアリアが終わって得意満面で「さあ、如何なもんです?(Ah! Che ne dite?)」と尋ねるバジリオと、彼の大声に閉口し、しりもちをついているバルトロの姿。

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すっかり私のハンドル・ネームとして定着してしまったバジリオは実はこんな感じのキャラなんですね(間違ってもバシロサウルスではないぞ!古生物クラスタよ!笑)
本当はG.F.F.ヴェルディ『ドン・カルロ』のフィリッポ2世(こちら参照)やA.ボイトやC.F.グノーの作品で登場するメフィスト(こちら参照)の方が好きなのですが、フィリッポやメフィストのような大物の名前を名乗るのはあまりにも自分は小物だし、せいぜい小悪党な偽善者バジリオぐらいなもんだろうと、半ば消極的に選んだ名前なのですが、いまでは非常に愛着を持っています。
歌う場面自体は実はあまり多くないのですが、意外と公演が面白いかどうかを握っているポジションで、薄味だと面白くない(笑)セビリャは好きなので楽しく聴き比べていますが、やっぱりバジリオはちゃんとした人がやってるやつがいいな、と下手するとロジーナや伯爵やフィガロよりもバジリオで音源をえらんでたりします(笑)

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そんなわけで、そんな愛着のあるキャラを作ってみたくなっちゃったのが今回の始まりです。
マントがどうしても膨らんでしまうので、その補正のため一部だけ糊で固定しています。

この前のファウストと同じ路線で行けるかと思って始めてみたのですが、多くの演出でバジリオが被っている謎の長い帽子と鉤鼻がそれだけだと折りだしづらくて、挫折orz...その後、とりあえずもう帽子と顔だけでも作れればどうにかなるだろうと見切り発射したらこれが意外とうまく行っちゃいました(笑)
陰険さが滲み出るような顔立ちに見えていればベストなんですが、如何でしょうか?

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バジリオを折るならやっぱりセットでバルトロも居なきゃ!ってんで折ったのがこちら。
こちらはなるべく滑稽に見えることを重視、というわけでわかりやすく尻もちをついたポーズ。結構この部分はこういう演出あると思います。

バジリオが細身で顔も三角なので、なるべく肥満体に、そして丸顔に作ってみました。
結構困ったのが髪型で、バジリオは意外と一目見てそうとわかるような恰好(先ほど出てきた長い帽子や、鉤鼻、昔の西欧の家庭教師的な牧師風の衣装)があるのですが、バルトロはそうでもないためいろいろ考えました。結局最終的にはバッハっぽい鬘をかぶった姿になりました。
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