Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

かはくの展示から~第26回/シロナガスクジラ~

このblogは国立科学博物館の公式見解ではなくファンの個人ページですので、その点についてはご留意ください。

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シロナガスクジラ
Balaenoptera musculus
(地球館1階)
130914_0930~01

かはくには屋外展示もいくつかあります。こいつはそのなかでも一番有名なもので、館の出口を出てすぐのところに。
屋内の展示もそうではあるのですがそれ以上に屋外展示は傷みやすいため、ある程度のスパンで修復が必要です。こいつもつい最近まで修復をしていました。「修復」と言っても昔の状態に戻すだけではなく、最新の研究成果を踏まえたり新たなこだわりポイントを入れたりしています。こいつについても、眼に義眼(デカい!)を入れたり、感覚毛と呼ばれる体毛を一部に生やしたりしているのだとか。

130914_0930~02

ご存じのとおりクジラは大きな生きものですが、このシロナガスクジラは現生脊椎動物では最大で、長さは33m以上、重さは190tにもなります。
この模型は実物大ですので、是非その大きさを体感していただくとともに、間近で観察していただければ。
こいつを観る分には入館料はかかりませんしねw

前から見ると頭の上に鼻の穴が2つあります。
クジラは大きく2つのグループに分かれ、ひとつがマッコウクジラを代表選手とする歯の生えているハクジラ、もうひとつがこのシロナガスクジラを代表に据える歯はないけれどクジラヒゲと呼ばれる特殊な器官が口の中に生えているヒゲクジラ(これをどう使っているのかという話はいずれどこかで)。この鼻の穴が2つというのはヒゲクジラの特徴です。ハクジラは鼻の穴は1つ。
この鼻の穴の位置や形は種類によって違うので、海で見分ける際の役に立ちます。

130914_0942~01

実は日本館の中からでも探すとこうして尻尾をすぐそばで見ることも。
この尻尾の先も種類によって違うので、野外で見分けるポイント。

観ていただくとわかりますが、尻尾は横に割れています。
この横に割れているというのは水中に帰って行った哺乳類に共通する特徴で、必ずしも近くないジュゴンなどでも同じようになっています。これがサメなどの魚や恐竜時代の魚に似た爬虫類などだと縦に割れています。これは要するに使い方の違い。クジラやジュゴンなどの哺乳類は縦に、魚や爬虫類では横に尻尾を振っています。

<参考>
・完璧版 クジラとイルカの図鑑 オールカラー世界のすべての鯨類/マーク・カーワディン著/前畑政善日本語版監修/日本ヴォーグ社/2003(第4刷)
国立科学博物館Webサイト
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