Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

かはくの展示から・恐竜展特別編~第1回/プロトケラトプス

このblogは国立科学博物館の公式見解ではなくファンの個人ページですので、その点についてはご留意ください。

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プロトケラトプス
Protoceratops andrewsi
特別展

131101_1843~01

この前述べたとおり特別編です^^

モンゴルを代表する恐竜のひとつで、目立った角こそありませんが有名なトリケラトプスのご先祖様筋にあたると言われています。大人から子供まで本当に多くの個体が見つかっており、研究も進んでいる部類の恐竜でしょう。モンゴルと言えばプロトケラトプス、プロトケラトプスと言えばモンゴルということもできると思います。
そして今回の特別展では、ちょっと通常では考えられない保存状態の彼らの化石をたくさん目にすることができます。

この写真の個体は会場入り口に鎮座ましましているものですが、こいつして実骨の全身骨格!普通なら彼だけでも十分眼福ものです。

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上記の個体の横にあるこれも実物の卵化石。
これらはかつてプロトケラトプスの卵とされてきましたが、今では違う恐竜の卵だと言われています。じゃあ何の卵なの?というのはどうぞ実際足を運んでご覧になってください!

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131101_1925~02

会場中盤に居るこれらの個体も非常に素晴らしい状態!加えて大きくて見応えも満点です。

彼らの種名(種の話はこちらandrewsiは、モンゴルでの恐竜発掘で名高いロイ=チャップマン・アンドリュース(1884-1960)に因むもの。これだけでもモンゴルの恐竜代表たる感じがします笑。
今回の特別展ではアンドリュースは一つの軸と言って良いでしょう。写真撮影はできませんが、米自然史博のアンドリュース隊の時代の地図や道具も展示されています。これは必見!

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保存状態とともに素晴らしいのがクリーニング(剖出)の技術!
化石そのものはやはり大変脆いものなので、綺麗に残されていたとしてもそれを取り出すのには尋常一様ではない苦労が伴います。しかし、この上の写真を観てください!肋骨などの細い骨を綺麗に浮かせて、ぎりぎりのところで保ち、トンネルのような空洞を作っています。これは最早超絶技巧と言うべきで、化石を残した自然の素晴らしさもさることながら、その良さを引き出す人の技にも嘆息せざるを得ません。

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131101_1944~01

また、プロトケラトプスについて言えば、今回は大人から子供まで実骨を観察できるのも嬉しいところ。上の写真は15体もの幼体が折り重なった化石。これも驚異的な保存状態で、砂嵐で一気に埋もれてしまったのではないかと考えられています。
成長による頭蓋の変化もかなり面白いので、是非ぜひ会場で見較べてみてください。

<参考>
・「大恐竜展 ゴビ砂漠の脅威」図録/国立科学博物館/2013
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