Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

かはくの展示から・恐竜展特別編~第2回/ヴェロキラプトル

このblogは国立科学博物館の公式見解ではなくファンの個人ページですので、その点についてはご留意ください。

********************************
ヴェロキラプトル
Velociraptor mongoliensis
特別展

131101_1924~02

プロトケラトプスとともにモンゴルを代表する小型肉食恐竜です。
前回「モンゴルと言えばプロトケラトプス!」と言う話をしましたが、それと同じぐらい重要な存在と言ってよいでしょう。なにより『ジュラシック・パーク』での活躍で一気に有名になりましたしね^^

とは言ってもあの映画の中でのヴェロキラプトルは、完全にフィクションの世界の生き物です。そもそもあの映画でヴェロキラプトルとして登場する恐竜は、大きさからいっても外見からいってもデイノニクス。あんなに大きくはありませんし、もっと顔もほっそりしています(こうなったのにはそれなりの経緯もあるのですが)。また、大変頭のいい恐竜として描かれていますが、恐らくあそこまで賢くはなかったでしょう。ここはむしろ同じ肉食恐竜でもトロオドンなどを思わせます。

ヴェロキラプトルと言えばプロトケラトプスとの格闘化石は大変有名です。今回はこれはレプリカしか来ていませんが、両者が闘いの最中に砂嵐で埋もれたという標本は、保存状態も極めて良く、見ごたえがあるというところを通り過ぎて、ちょっと如何わしいぐらいです(笑)
とは言えそれだけの保存状態の化石が実際に出るのがモンゴルの恐ろしいところw
今回の恐竜展で展示されている上の写真も実骨ですが、これもまた信じられない保存状態!

131101_1924~03


特に見どころはここ。
先ほどの標本のお腹のあたりですが赤線でくくってある部分にあるのはヴェロキラプトルの骨ではなく、ヴェロキラプトルが食べた生き物の骨です!
食べたものが化石に残るということはやはり滅多にありませんし、この場合その骨の特徴から彼(彼女かもしれませんが)の最後の食事が翼竜(プテラノドンなど恐竜時代の空を飛んでいた爬虫類の仲間)であったことまでわかります。プロトケラトプスもそうでしたが、保存状態とともに神業的なクリーニングにも感嘆します!こんなものは早々拝めません。今回はアップしませんが、頭や爪など他の身体のパーツもつい最近解剖したものではないかと疑うほどのもの。
ここの解像度の悪い写真などではなく笑、是非是非会場で実物をご覧になってください!

2013.12.28追記
書くのをすっかり怠っていましたが、この標本の話題はもうひとつ。
実は頭は伊国に、身体は日本にこれまで保存されていて、何と今回頭と身体が30年ぶりの再会を果たしたのだとか!そういう目でこの化石を眺めてみると、また感慨深いものがあります^^

<参考>
・「大恐竜展 ゴビ砂漠の脅威」図録/国立科学博物館/2013
スポンサーサイト

かはく | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<Hallucigenia | ホーム | ウバザメ>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |