Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

かはくの展示から・恐竜展特別編~第8回/セグノサウルス

このblogは国立科学博物館の公式見解ではなくファンの個人ページですので、その点についてはご留意ください。

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セグノサウルス
Segnosaurus galbinensis
特別展

131101_1854~01

何だこりゃと思ったみなさん、これはセグノサウルスの腰の骨、腸骨です。
この腰の骨もまたホロタイプです。これもまたガリミムスと同じく、「え!こんな恐竜のホロタイプも来てるの?!」という超有名恐竜のひとつであります。

骨盤

恐竜は腰の骨の形で大きく2つのグループに分類されます。
上の図(本当に簡単に描いた模式図なので、形は不正確です、あしからず^^;)で見てみましょう。向かって右側が頭だと思ってください。腰の骨即ち骨盤は、大きく3つの骨で成り立っています。黄色い骨が腸骨、赤い骨が恥骨、青い骨が坐骨です。この3つのうち、恥骨と坐骨が角度を持って交わっているものを爬虫類(=竜)に似た骨盤を持っているということで竜盤類、恥骨と坐骨が平行になっているものを鳥に似た骨盤を持っているということで鳥盤類と言います。ちなみに、竜盤類にはすべての肉食恐竜の仲間と所謂“ブロントザウルス”の仲間が含まれ、鳥盤類にはそれ以外の恐竜が大体含まれます。
で、セグノサウルスなんですが、図で見て分かるとおり非常に微妙な形をしてらっしゃる(笑)また、身体の他の部分の特徴で見ても、双方の仲間を足して2で割ったような特徴がいろいろあるということで、多くの人々の頭を悩ませてきた、謎の恐竜なのです。現在では、セグノサウルスは竜盤類の肉食恐竜の仲間の中で植物食に移って行った仲間だと考えられています。前に向いていた恥骨が少しずつ後ろに向かって曲がって行った、というような解釈ですね^^

131101_1854~02

で、そんなやつのホロタイプなんて拝めるもんではない訳です(笑)
この骨は腸骨と背骨がくっついた形です。この写真は上から腰の骨を見ています。ここから見ると薄く見える手前の骨が腸骨、何個か連なっているのが背骨です。こうしてみるとかなり腰の幅が広いです。安産型(笑)

131101_1855~01

こちらはホロタイプではありませんが、同じく貴重な実骨標本で、件の恥骨です。そもそも実物なんか見られないので、普通にこれが展示してあったらそれだけでも騒ぎたいような代物。
この他にも爪などが展示されていますが、それは是非会場で!

見過ごしてしまいがちな地味な展示ですが、どうぞお見逃しなく!

<参考>
・「大恐竜展 ゴビ砂漠の脅威」図録/国立科学博物館/2013
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