Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

かはくの展示から・恐竜展特別編~第11回/オルニソミモサウルス類

このblogは国立科学博物館の公式見解ではなくファンの個人ページですので、その点についてはご留意ください。

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オルニソミモサウルス類
Ornithomimosauria
特別展

140110_1844~01

実は今回のひとつの軸となっているのが彼らの仲間。
ざっくり言ってしまえばオルニソミムスの仲間と、彼らに近縁な仲間をひっくるめたのがオルニソミモサウルス類という言葉。オヴィラプトル類に対するオヴィラプトロサウルス類というのもおんなじように考えていただければ^^ちなみに日本語表記は、ornithomimosaurusという綴りのthの音を羅語風に読むのか英語風に読むのかで「オルニトミモサウルス」になったり「オルニソミモサウルス」になったりします。今回の特別展ではここは英語読みで統一されているようですね^^学名を羅語風に表記するのか英語風に表記するのかはいつも議論となるところではありますが、個人的には羅語読みを基本としつつも一般に浸透してる表記にすればいいんじゃないかなという気がします。

上の写真のハルピミムスは今回展示されている彼らの仲間の中ではもっとも原始的なもの。ホロタイプです。
手の甲の骨の長さがより進化した種では揃うのに対し、彼らは親指にあたる指の骨が短いことをはじめ尾の骨や肩の骨などの特徴があります。また、最も大きなポイントとして下顎には欠けているものを含めて11本の歯が生えていたようです。より進化した種では嘴になるという話はガリミムスのときにもしましたね!とは言え展示室で確認するのはかなり困難ですが^^;
進化した種と較べても全体のプロポーションはあまり変わりませんが、彼らのプロポーションは原始的な段階からかなり完成されていたとも言えるかもしれません。

ちなみに彼らの名前の意味は「ハルピュイアもどき」。ハルピュイアというのはギリシャ神話に出てくる半人半鳥の化け物…似てる訳がありませんねwww何とかもどきという名前もネタが尽きていることが窺えますwww(詳しくはこちら

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今回の特別展は時代順に並んでおりオルニトミモサウルス類も、だんだんと進化していきます。
次いで登場するガルディミムスはハルピミムスよりもう少し進化したものですが、こいつはまだオルニソミムス類とは呼べません。ちなみにこいつもホロタイプ。
この段階に来て歯は完全になくなります。しかし、脚の特徴(後述)や腰の特徴はまだ原始的な特徴を残しています。

ちなみに名前の意味は「ガルーダもどき」…ガルーダは印度の神鳥ですね^^似てる訳ないじゃん!www

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ガルディミムスの隣りにいるのがまだ名前のついていないオルニソミムス類。でもこれもこれだけ骨が揃っているのでそのうち名前がつくのでは…ということでホロタイプ候補生ですね笑。
オルニソミムス類ですからガルディミムスなどよりは進化している訳ですが、面白いのはガルディミムスと彼らが同じ時代の同じ地域に棲息していたと考えられるということ。これは即ち原始的な生き物とより進化した生き物が共存していたということです。食べ物などにより棲み分けをしていたのでしょうか。興味の尽きないところです。

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ハルピミムスやガルディミムスには見られないけれどもオルニソミムス類に見られるのが足の特徴。もちろんガリミムスでも見ることができます。
上の写真の一番長い3本の骨はヒトで言うと足の甲にあたる部分ですが、真ん中の骨がシュッと細くなっています。これはオルニソミムス類やティラノサウルス類、トロオドン類で見られますが、それぞれ別に進化したと考えられている特徴で、速く走るために発達したと言われています。
展示室でご覧になるときは、是非脚にご注目を!

<参考>
・「大恐竜展 ゴビ砂漠の脅威」図録/国立科学博物館/2013
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