Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

かはくの展示から・恐竜展特別編~第12回/サイカニア

このblogは国立科学博物館の公式見解ではなくファンの個人ページですので、その点についてはご留意ください。

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サイカニア
Saichania chulsanensis
特別展

131130_0919~01

全身をがっしりとした鎧で覆っている曲竜と呼ばれるグループの中でも北米のアンキロサウルスなどについで大きいとされています。また、恐竜キングというゲームでは主要キャラのひとつとなっていたこともあり、このグループの中でも一般の認知度は高い方でしょう。
実骨による大変見事な全身骨格で、今回展示されているすべての標本の中でも最も見応えのある格好のいい恐竜です。その装甲の美しさから、学名は蒙語で「美しいもの」という意味。さもありなんという感じです。 山の名前から取られているようです。2014.9.8追記
しかし、ちょっとややこしいことになっています^^;

131130_0919~02

展示されている標本は全身本物ですが、実は頭の部分と下顎を含むそれ以外の部分は別の個体の骨格です。頭を含む個体がホロタイプです。ホロタイプについては以前こちらでもご紹介しているとおり、ある生き物の基準となる標本です。実はホロタイプに指定されるのは、必ず1個体のみです。即ち、同時に同じ種の個体が複数出て論文に掲載されたとしても、ホロタイプに指定されるのは一つの個体のみなのです。
さて、ここでホロタイプとなっているのは頭の部分の化石の個体の方です。この頭の持ち主の化石は見つかっているということですが、残念ながら上半身だけなのだとか。このため下顎を含むそれ以外の部分は別の地層で発見されたものをくっつけています。で、このホロタイプ以外の部分の骨格は、どうやらサイカニアとは別の種類の可能性が高いのだとか。確かにそう思って見るとちょっと頭でっかちなんですよねこの骨格^^;
サイカニアと言えばこの全身骨格!というぐらい有名なものなので、ちょっとびっくりです。

131130_0920~01

尾の部分まで棘があるこの重装備の曲竜さんには今後新しい名前が付けられるのか、ちょっときになるところであります。
ちなみにこの棘、中空になっています。是非会場でご確認を!

このあたり、こちらのblogも是非ご参考に。

<参考>
・「大恐竜展 ゴビ砂漠の脅威」図録/国立科学博物館/2013
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