Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

かはくの展示から・恐竜展特別編~第13回/トロオドン類

このblogは国立科学博物館の公式見解ではなくファンの個人ページですので、その点についてはご留意ください。

********************************
トロオドン類
Troodontidae
特別展

140110_1914~01

今回の特別展で複数展示されている小型恐竜です。
目や脳が大きく、最近はそうでもないですが以前よく「最も賢かった恐竜」として紹介されていた連中の仲間ですね^^後ろ足の2本目の指が大きく、これが大きく上に曲げられる点、尾の骨に溝があることなどの特徴が見られます。
かつては非常に賢く獰猛な肉食恐竜としてとらえられることが多かったのですが、近年ではどうやら疑問視されているようです。図録には「雑食または植物食であったことが示唆されている」としてあります。

上記の化石は実物。有名な恐竜の割には実物化石を見る機会は少ないので、これは貴重です。
現在知られた種に含まれるものなのか、新種なのか現在研究中です。

140110_1914~02

そしてこちらはレプリカですが、全身骨格として組まれたトロオドン類も観る機会があまりないものです。
手の骨などが欠けているものの、原標本は恐竜時代の最後の当たりのトロオドン類としては、今まで見つかったものの中で最も保存状態がいいものだそうです。特に頭については詳細な情報が得られるかもしれないということで期待が高いのだとか。そういう目で観てみると、レプリカからでも素晴らしい状態なのが窺えます。
同じ時代の地層から既に2種の別のトロオドン類が発見されていることから、オルニソミモサウルス類と同じように、何らかの棲み分けがあったことが考えられます。また、オルニソミモサウルス類と同じように足の甲の骨の真ん中が細くなる特徴もあります。
(2014.1.22追記)
このレプリカのもととなった標本をホロタイプとする記載論文が出ましたね!パンテオンさんにいくつかリンクが貼られています。新属新種としてゴビヴェナトル・モンゴリエンシス Gobivenator mongoliensis という名前がついています。
140110_1914~03


顔のアップ。
こうしてみると等高線のような縞模様が入っていますが、それはこの顔のレプリカが3Dプリンタで作られているから!モノ自体の話ではありませんが、必見です!笑

140117_1922~01

もうひとつ展示されているトロオドン類、ザナバザル。ホロタイプです。
今回展示されている骨以外にもいくつか化石が見つかっているそうです。しかし美人さんです^^
CTスキャンによる脳の復元によると、脳の大きさと形は始祖鳥よりも鳥類に近いということが去年の8月に判明しています。が、その他の特徴は始祖鳥の方が鳥らしいということで、そのあたりは更に研究が必要だそうです。

<参考>
・「大恐竜展 ゴビ砂漠の脅威」図録/国立科学博物館/2013
スポンサーサイト

かはく | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<TAS(たす)について思っていることとか。 | ホーム | Protoceratops>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |