Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

変奏曲「トラコドンの眷族」 Nove Variazioni "Aderenti del Trachodon"

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変奏曲「トラコドンの眷族」
Nove Variazioni "Aderenti del Trachodon"

久々に連作です^^
前回のパキケファロサウルスのときに身体が鴨嘴竜みたいだな~と思っていて、試しにパラサウロロフスを作ってみたら、いろいろと応用できそうな感じだったのでやってみました。角竜変奏曲のときと同じく、身体はほぼ一緒で頭のバリエーションを作っています。

パキケファロのときと同様頭は意図的ではないインサイドアウトになってしまったので、直そうといろいろしてみたのですが、途中でこれを活かした方が楽しいように思いそのままに。紙の色もいろいろ考えましたが、思い切って千代紙を使ってみました。結果的にそのことを比較的活かせたのではないかと思います。5体目ぐらいまでは戦隊モノ(鴨嘴戦隊ハドロンジャー!)なんて言いながら作っていたのですが、ここまで作るとむしろプリキュア・ハドロサウリダエ!みたいになったような気もしますw

鴨嘴竜というのは恐竜時代の一番最後の時期である白亜紀に、北半球で棲息していた恐竜の仲間の通称で、鴨のような口からそう呼ばれています。物凄くたくさんの歯を持っており、それで植物を磨り潰して食べたと考えられています。また、頭にユニークな飾りがある種類がたくさんおり、今回の連作もそこに着想しています。
「トラコドン Trachodon」というのは古くからの恐竜ファンならご存知の方も多い筈。鴨嘴竜の代表として昔よく図鑑に載っていましたが、現在は他の恐竜と同じものということでこの名前は遣われていません。恐らくこの名前に引っ張られて、どの本でも虎柄になっていたのはご愛嬌でしょう(笑)実際には“荒々しい歯”と言う意味(Wikipediaでは希語となっていますが、恐らく羅語の誤り)。今回は敢えてこの“失われた”恐竜にちなんでみました^^

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No.1 パラサウロロフス Parasaurolophus walkeri
現在この仲間で最も有名な種類でしょう。頭の後ろに長くのびた鶏冠が非常に印象的な恐竜です。この鶏冠には鼻道が通っており、大きな声で鳴くことができたという説があります。後で出てくるサウロロフスに近いとかつては考えられていましたが、現在はそれほど近い訳でもないということになっているようです。

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No.2 チンタオサウルス Tsintaosaurus spinorhinus
そのものずばり中国の青島で見つかったことから名づけられた恐竜。一角獣の角のようなまっすぐな鶏冠が目の間から伸びている異様な姿で知られていましたが、近年それはもっと大きな鶏冠の一部だったのではないかと言う説が発表されました。個人的には旧復元にも後ろ髪を引かれながら、今回は新復元で作っています。

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No.3 コリトサウルス Corythosaurus casuarius
丸く大きく発達した鶏冠が特徴的な恐竜。この鶏冠にちなんで“ヘルメットの竜”と名づけられています。同じような鶏冠をした恐竜に様々な名前が与えられてきましたが、現在ではおおよそこの恐竜と後で登場するヒパクロサウルスに集約されているようです。比較的多くの個体が出ている恐竜です。

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No.4 ランベオサウルス Lambeosaurus lambei
19世紀後半から20世紀初頭の著名な古生物学者ローレンス・モリス・ラムにちなんで命名。こちらも多くの個体が発見されており、種によって鶏冠の形が若干異なることが知られています。中でも最も目立つのがここで登場した鉞のような形をした種(種名もラムに拠っています)。この仲間でも大型の生き物です。

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No.5 オロロティタン Olorotitan arharensis
国土の割にあまり恐竜が見つかっていないイメージのある露国で見つかっている中では、最も有名な恐竜。はっきり全部が残っている訳ではないようですが、扇を開いたような大きな鶏冠が非常に特徴的で印象に残ります。2000年代になってから名前がつけられた或意味でだいぶ“新しい”恐竜です。

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No.6 エドモントサウルス Edmontosaurus regalis
鶏冠のない鴨嘴竜の代表選手として知られていましたが、状態のいいミイラ化石の発見から肉質の小さな鶏冠があったことがつい最近判明しました(一応再現してみた)。近い仲間のハドロサウルスやアナトティタンなどをこの恐竜と一緒にするかどうかいろいろ議論になっていますが恥ずかしながら追いきれてません^^;

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No.7 サウロロフス Saurolophus angustirostris
北米と亜州とで発見されていますが、今回は蒙国で発見された種のつもりで作ってみました。状態のいい化石がかなり発見されており、昨年かはくで開催された恐竜展でも全身骨格や皮膚印象、捕食痕を含むその一部が展示されていました。かなり大きくなる生き物だったようで、全身の組み立て骨格は圧巻です。

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No.8 マイアサウラ Maiasaura peeblesorum
初めて子育ての可能性が指摘されたことで有名な恐竜で、そのことから“母親竜“と言う名前がつけられています(“母 maia”という単語に引っ張られて“竜”と言う語が通常の男性形の“saurus”から“saura”になっています)。近年の研究ではその子育てについて疑問視する声も上がっているようです。

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No.9 ヒパクロサウルス Hypacrosaurus altispinus
上述のコリトサウルスに似ているものの、より鶏冠の隆起が穏やかであることで区別されます。この恐竜も巣やかなりの数の幼体の化石が出ている種で、恐竜の成長や生態を調べる上でよく引き合いに出されています。恐竜時代の最末期の北米で生活していた恐竜としても知られています。どうでもいいですが、この色で作ったらかなりウルトラマンww
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