Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

櫻枝

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櫻枝
Sakura-e

青蛙に続く日本画を意識した作品の第2弾。

昔は全然関心のなかった植物、特に花にこの数年心を強く動かされることもあり、日本画にもよく登場する或意味ベーシックなものとして、私自身も大好きな桜に取り組んでみました。
結果として植物というテーマかつユニットという、これまであまり手掛けてこなかったジャンルの作品になり、非常にエキサイティングでした。

季節違いになってしまったのもあり、本当はもっと早く完成したかったのですが、いろいろと忙しく、また折角ならじっくり取り組みたいという気持ちもあってこのタイミングに。お蔭でそれなりに満足のいく作品になったように思います。

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桜の花1輪いちりんに紙を1枚ずつと枝に1枚紙を使っていて、大体50枚ぐらいでできています。実は先々大作を作りたいと思ってはいるので、私の中では習作の意味もあったんですが……この規模でこれだとかなり大変そうですね(^-^;

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桜の花の付方(花序)にリアルに作ろうかとも最初は思ったのですが、作っているうちにあんまり拘ることもないかなというか、あんまり綺麗に見えないよなと思ってやめました。
最終的には橋本明治の描く桜を念頭に置いて作っています。

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枝はかなり大雑把な骨組みだけ。でもこれがなかなか枝に見えず、かなり苦労しました。どうすると木に見えるのかは、まだまだ研究しがいがあります。
あまり目立たなくなってしまいましたが赤茶系の岩肌の紙にくすんだ緑を塗って地衣類っぽくしようとしてみています。これもでもまだ研究が必要ですね。。。

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橋本明治をイメージしたこともあって、なるべく単純化した平面的な造形を目指しつつ、作る個数を考えて折方そのものも平明になるようになるべく工夫しました。
ご存じのとおり桜の花弁は5枚で、それを正方形からという時点でかなり頭を抱えたのも事実です(苦笑)結局角を8つ作って3こ殺していますが、それでも実は五放射にはなっていません(^-^;
ちなみにこの写真は作中のものの4倍のサイズの紙で折ったもの。

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このように若干立体になっているので、膨らみのある画面になっています。

紙は桃色のものを3種類用意してミックスして使っています。和紙も混ぜて使ったので折るのが割と大変で、実のところ綺麗にいっていないものも少し雑ざっています。
しかし、実際の花にしても判で押したように同じ形ではないし、こうしたものも含めたことで全体がむしろ自然に華やかになることを狙いました。
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コメント

すごいすごい!華やいでます(^^v
そういえば桜の時期には、たくさん写真も撮ってらっしゃったものね。あの写真がこの作品に生きているんでしょうね。

アジサイとか、ひまわりとかも良さそうですけど、ひまわりだと日本画っぽくはしづらいかな・・
2015-07-09 Thu 21:45 | URL | ヴァランシエンヌ [ 編集 ]
お褒めに預かりありがとうございます^^
そうなんです、折角あれだけたくさんものを見たし、作るなら桜からかなと。

日本画に範をとるのは間の取り方とかそういう部分と思っているので、主題は逆に言えば自由にしていくつもりです。どちらも魅力的な主題です^^ただ、アジサイは古典に名作があるので、どうすみ分けをしていくかを考えたいところです。
2015-07-10 Fri 09:46 | URL | Basilio [ 編集 ]

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