Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

菖蒲

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菖蒲
Ayame

今回も日本画を意識したシリーズ。
櫻枝で春を描いたのに続き、今回は夏の花としてハナショウブを主題にしました。

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ディテールです。銘が曲がっちゃった^^;

夏の花もいろいろな候補はあったのですが、初夏に久々に訪れた堀切菖蒲園で色とりどり様々な品種の菖蒲に感動したことに加え、根津美術館で光琳の「燕子花図屏風」を観たこともあって、こうなりました。
元々は横長の画面の中に収めるつもりだったのですが、菖蒲園の広がりを表現するのに画面を飛び出したくなって、こんな形に。やや邪道かな?

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ディテール残り半分。

葉は賢治の連作のうちのひとつ『グスコーブドリの伝記』を転用しています。ただ、花や画面のバランスに対して、長さはともかくもう少し細かった方が良かったかもと思っています。ややうるさめだなあと^^;

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花の部分は古典の名作「菖蒲」を底に置きながら、もう少し違うことをしたいと工夫しました。実際のハナショウブは形のバリエーションもかなりあるのですが、それをやると限られた画面の中では統一感がなくなってしまう気がしたので、形は2つに。

ひとつがこちらで、現在よく見られるゴージャスに花弁が広がった品種を意識しました。詳しくはわからないのですが、伝承の菖蒲を思い出すとこういうかたちの品種は江戸時代にはあまり無かったのかもしれないな、などと思ったり。

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もうひとつはほぼ伝承どおりなのですが、実物を観ると花弁が根元のところでぐっと細くくびれていることや、上方向に伸びている花弁の背が高いことなどを意識して少し手を加えました。

いずれの花も本当は上の写真のように、実際の花と同じように3枚になるようにして当初作っていたのですが、最終的に画面に貼ることを考えた際に、4枚作って1ヶ所を糊代に使う方が合理的だなと思い、今回は却下。
立体の作品を作るときに使っていきたいと考えています。
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