Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

曠野群牛図

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曠野群牛図
Kôya-gungyû-zu
Biosons on the Prairie (Bison bison)

前回イエローストーンでハイイログマ(グリズリー)を見た話をしましたが、もちろん彼の地で観たのは熊だけではございません(笑)
動物も植物も、そして地学面でも面白いもの素敵なものがたくさんあったのですが、次いで感動的だったのはアメリカバイソンをたくさん見ることができ、一度は間近で群れに遭遇したことです。

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アメリカバイソンそのものはかつて上野動物園で飼われていましたので何度となく観ていたのですが(残念なことに老衰で亡くなったようです。子供のころはあのバイソンとマンドリルが一番の目当てだったのですが、どちらも亡くなってしまいました。。。)、それでも2頭ほどが囲いの中にという感じだった訳です。
今回は公園内ですからもちろん野生の個体を観ることができましたし、何と言ってもその群れを、広い空の下で観ることができたというのはやっぱり感動的でした。本や映像の中で知識として持っていた、野生のウシ科の動物の群れが目の前にいる……私にとって強く印象に残っている体験です。

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まずはこのバイソンの姿をなんとかして作品にしたいというところからスタートした訳ですが、まずこのスタートのところから結構つっかかりました^^;
このひとたちってもこもこなイメージがありますが、それは上半身だけなんですよね。下半身は割と毛が短い。そこは表現したい一方、意外と肩が突出して盛り上がっている訳ではないというか、背中の筋肉もしっかりあるので背中が平らなんですよね。で、頸だけガクッと下がって大きな頭が来る。このあたりのボディプランが意外といい形で纏まらず。
加えて今回は少なくとも主蹄は折り出したい(サイズ的に副蹄は断念。大きいので作るときは作りたい)と思っていたので、余計にまとまらず笑。
結局滞在後半はずっといじってましたw

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何とか原形を仕上げて今度は作品にと思った訳ですが、あの強い印象をどう纏めたものかなというのが次なる課題でした。
熊羆図みたいに白黒の世界にしても良かったんですが、折角ならもっと別の表現にしたいなと。ちょうど渡米直前に日本画の作家さんに影響されて影響されて恐竜図を作ったりもしましたしね^^
そんなわけで、その時に買った琳派の描く水面のような模様の入った紙の遣いどころが早速出てきました。

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全体の統一感は意識しつつ、逆に一頭一頭微妙に差をつけつつ作ったつもりですが、如何でしょうか。
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