Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

黒松

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黒松
Kuromatsu

櫻枝菖蒲紅葉福寿と1年を巡ってきましたが、これらはそれぞれがその季節に美しさを魅せる、季節の象徴として作ってきました。
これらの締めくくりとして、1年を通して美しい緑色の葉を落とさない黒松でこのシリーズを一旦は締めくくることにしました。

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「一旦は」と書いたのは、これらの連作を習作として、今後大作に挑みたいと思っているからです。四季という主題はなんだかんだ言っても魅力がありますし、大きな画面でこそ表現できることがあるように思うのです。
とはいえ、何処に置くんだよ問題はあるのですが……(^^;

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櫻枝でも紅葉でも、樹木を表現するのにはそれなりの枚数(数十枚単位)を使ってましたが、ここで松の姿に使った紙は7枚。これまでの作品とは異なり、葉の部分と枝の部分は別の紙ではなくインサイドアウトです。
葉を1枚1枚折りださなくても木に見えるかどうかはちょっと冒険だったのですが、結果的には悪くないんじゃないかと思っています。

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今回一番表現したかった、というか実はこの日本がシリーズを始めたときからいちばんやってみたかったのは、この松の樹皮です。
日本庭園などで松を観るたびに、あのごつごつとした鱗のような重厚な樹皮に魅力を感じていたのですが、それを実現する形と、葉とどのような関係にするかで悩んでいました。悩んだ甲斐があって、単純ながらも納得いく形で仕上げられたかなと思っています。

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また、葉についても思った以上に松らしさが出せたように思っています。
あとは樹形。これは今回はこういった形にしましたが、まだまだ研究しがいがあります。盆栽やなんかもっと観ないとなあ、と考えている次第。
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