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Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

Deinocheirus 2019

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デイノケイルス 2019
Deinocheirus mirificus
version 2019

デイノケイルスについては過去に何度か作ってみていて、そのあたりの変遷は過去のこの記事に貼ったリンクなどを見ていただければ。
この夏に科博で開催されている恐竜博では、ついにその全身の復元が日本で初公開されています。とはいえ色々な事情でここ数年恐竜に対するモチベーションも下がってきていたところ、ものの良さは認識しつつもあまり期待しないで今回は観に伺ったのですが、いざ実物の化石や復元全身骨格を前にしてみるとやはり感動するもので……旧作はあるけれども、どうしても改めて作ってみたくなってしまったのでした。

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いざ組まれたものを前にしてみると、過去に作ったものが如何に極端な誇張を随所に加えていたかということを痛感いたしまして(大きすぎる背鰭や前肢、鴨のようにしすぎた顔、おざなりな後肢などなど)、兎にも角にもそういった誇張を是正してなるべく自然な姿にしたいというのが今回の作成の一番強い想いでした。実のところ基本的な構造は旧作とほとんど変わっていないのですが、尖りすぎていたところや直線的すぎたところなどかなり手を入れているので、全体の印象はかなり良くなったのではないかと思います。

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当初発見されていた前肢のイメージがどうしても強かったものですから全身を最初に作った際にはつい前肢を大きくしてしまったのですが、全体のバランスから見るとそこまででもないので、当初前肢に使っていたパーツと後肢に使っていたパーツを逆にしました。かといって前肢の指を省略はしたくなかったのでなんとか折り出せるように苦心しまして、今回いちばん悩んだところかもしれません。また最初は風切羽も表現することを考えたのですが、それよりも腕の長さをしっかりと出したいという結論にいたり、最終的には省略しています。

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前肢とパーツを交換した後肢ですが、こちらは足の裏にパッドのようなものがあったということで普通の肉食恐竜を作るときとは違う表現にしたいと考えまして、ここも試行錯誤しました。最終的にできた形は結構気にいっていて、今後エドモントサウルスを作るときなどに活用できそうに思っています。

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思った以上に肢がうまくいったので、最後の最後まで苦しんだのは顔の処理。あまり残っていないパーツを使って、どれだけ大きさを担保しつつあの大きな頭を作ったものかと。こうして考えて見ると、今回はかなり生みの苦しみがあったんだなあと思います^^;

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苦労した甲斐があって最終的な出来栄えには満足しています。この夏はシーラカンスんしろこいつにしろ随分1つ1つ悩ませられましたが、お蔭で久々に楽しい創作の時間を過ごせたようです。
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