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Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

2012

年の瀬の今日になって何をいまさら感があるものの、折角データがあるから2012年に作った年賀状で使った絵を。
実は毎年版画で年賀状を作っています。ただ、年に1回しかやらないからヘタクソ(^^;
ま、楽しくやれればいいか笑。

今年からテーマを「干支と古生物」とするシリーズを始めてみました^^

2012年賀状-1

アマルガサウルス
Amargasaurus cazaui

辰年ということで、実在しない唯一の干支なんでどうするか困った訳です(^^;
「龍」のモチーフはかっこいいものの、普通にやってもあれだし、かといって恐竜に流れるのもあまりに予想通り過ぎるな~双方のモチーフをうまいこと混ぜた感じで作れるやつはいないかなと頭を捻った結果がこの恐竜。

白亜紀の南米に棲息していた植物食の恐竜です。10mぐらい。
頭が小っちゃくて、頸としっぽが長くて、体がデっかい所謂ブロントサウルス(と言う名前は既に使われていないということはアパトサウルスの回で話題にしましたね)の仲間なのですが、かなりの変わり者。
頸の骨の突起が長く伸びていて、あたかも馬の鬣みたいになっています。本当にこんな格好だったんかいなと思いますが、頭蓋骨の一部を含めかなり保存状態のいい化石が見つかっているとのこと。
これが何に使われたのかということについては、諸説あるようですが最も有力視されているのは、皮膚に覆われていて体温調節に使ったのではないかと言う説のようです。そろそろ別の説が擡頭してきてもおかしくないような気もしますが、この説も長生きですね(笑)
今回はその突起をアレンジして、東洋の龍っぽいイメージと重ねてみました。ちなみに突起は全体には2列ですが、最初は1本なのでそれを角っぽくしてみました。

<参考>
大恐竜展 ――失われた大陸ゴンドワナの支配者――/冨田幸光編/国立科学博物館/1998

<関連記事>
Amargasaurus
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