Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

かはくの展示から~第10回/サイガ~

このblogは国立科学博物館の公式見解ではなくファンの個人ページですので、その点についてはご留意ください。

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サイガ
Saiga tatarica
(地球館1階)
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系統広場の横にいるこの生き物、中央アジアに棲息している小型のウシの仲間です。
ウシの仲間と言うと身体が大きいイメージがあるかもしれませんが、実はウシの仲間にはかなりのヴァリエーションがあり、その中には子犬ぐらいの大きさしかないものも数多く含まれます。地球館3階の展示には、そんな小型のウシをたくさん見ることができるエリアもあります。
ちなみに、ヒツジだヤギだレイヨウだカモシカだといいますが、それらはみんな要するにウシの仲間に入ります。なんと広大なウシの世界!

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何といっても彼らの風貌を異様なものにしているのは、鼻でしょう。
ウシの仲間ひろしといえどもこんな顔をしているのは彼らだけ。
動物が不思議な姿をしているとき、その姿の由来は生活スタイルに帰する場合が多いですが、サイガの場合もそうです。
中央アジアの荒涼とした砂漠に住んでいる彼らは、走って逃げる際にこの鼻を使い、自分の吸う空気を暖め且つ加湿することで体力の消耗を抑えています。何と瞬間最大速度は時速90kmにもいたると言います。

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蹄もそういった環境で速く走ることに適応した形になっています。
一口に蹄といっても、その形は環境によって千変万化。
結構こだわってみていくと面白い部分です。

ちなみにサイガが展示されているブースは寒冷な気候で生息する動物と、高温な気候で生息する動物を対比しているので、是非周りの生き物と見較べていただければと思います。

<参考>
世界珍獣図鑑/今泉忠明著/桜桃書房/2000
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かはく | コメント:4 | トラックバック:0 |
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コメント

角が生え替わるのが鹿よりで、生え替わらないのが牛よりの仲間なんだっけ?
2013-01-14 Mon 20:31 | URL | 銀狐 [ 編集 ]
ざっくりした理解としてはそれで問題ないよ^^

もう少し突っ込むなら、角の途中から生え変わるプロングホーンとかって言うのも。
今でこそ北米で1種しかいないけど、かつては凄くたくさんの種類がいたので、実をいうとあんまり無視できないグループらしい。
2013-01-14 Mon 20:39 | URL | Basilio [ 編集 ]
>実をいうとあんまり無視できないグループらしい

系譜上、非常に重要な研究手がかりということか♪
2013-01-14 Mon 23:23 | URL | 銀狐 [ 編集 ]
単純に種類数が多い枝をあまりほかしとく訳にはいかん、という話^^
2013-01-15 Tue 13:04 | URL | Basilio [ 編集 ]

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