オペラなひと♪千夜一夜 ~第三夜/神に魅入られた男~2012-09-28 Fri 00:54
「史上最も偉大なテノールは?」
この質問にルチアーノ・パヴァロッティはあるときのインタヴューでこう答えています。 「フリッツ・ヴンダーリッヒ。」 ![]() Tamino フリッツ・ヴンダーリッヒ (Fritz Wunderlich) 1930~1966 Tenor Germany パヴァロッティのみならず多くのオペラ関係者が、そしてオペラ・ファンが手放しで絶賛する伝説の名歌手です。 一説には若い頃はパン屋として働いていたもののその卓越した美声から周囲のひとに勧められてテノール歌手になったと言われています。 1歳年上の独国の名バリトン、ヘルマン・プライとは私生活でも親しくしており兄弟のように仲が良かったとか。また同じく独国のこちらも名バリトン、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウは最初に彼の歌を聴いたときの驚嘆を手記に綴っています。 オペラで多大な名声を得、F.シューベルトをはじめとした歌曲にも活躍の場を拡げようとした矢先、悲劇は訪れます。 友人の別荘で休暇を楽しんでいたヴンダーリッヒは2階の階段から転落、そのまま帰らぬ人となってしまったのです。F.シューベルト『美しき水車小屋の娘』の録音を終え、発売を目前にした悲劇でした。 私には彼の美声とその素晴らしい歌を早く天上にと思った神が、彼を連れ去ってしまったように思えてなりません。それほど素晴らしい、偉大な芸術家です。 <演唱の魅力> このひとの歌はとても清潔感に溢れ、それでいて情熱的で、尚且つとても明るい。本当に好ましい若者の雰囲気があります。 透明で輝かしい美声もさることながら、その表現力の豊かさは筆舌に尽くしがたい。永遠の青年、と評す人もいます。全体にすごく若々しいんですね。そして何というかつい助けたくなってしまう感じ。オペラのテノール役なんて言うのは大体主役なんですが、冷静に考えてみるとろくでもないやつが多いんです。でも、彼が歌うとそんな主人公たちが俄然魅力的になってきます。凄く活き活きとしていて、説得力もあって、こんな声でこんな風に歌われたら主人公に感情移入しちゃうに決まってるじゃないか!という笑。 例えばW.A.モーツァルト『魔笛』の王子タミーノなんていうのは、夜の女王に懇願されてザラストロに攫われた王女パミーナを救いに行くんですが、途中でザラストロにパミーナともども感化されて今度は夜の女王をやっつけに行くと言う、数あるオペラの登場人物のなかでも最も情けない部類に入るのですが、これが本当に素敵な素敵な王子様に聴こえてきます。B.スメタナ『売られた花嫁』のイェーニクという役は、筋の事情もあって、あまりお近づきになりたくない相当問題のある人物だと思うんですが、思わず応援してしまいます。最早ヴンダーリッヒ・マジックとでも言えそうです。 そしてアンサンブルのセンスもあります。親交のあったプライはもちろんフィッシャー=ディースカウやフリックなど、特に男声同士でのアンサンブルが最高に美しい。必ずしも仲間の役ではなく敵役同士のアンサンブルであってもそうです。ヴンダーリッヒが絡む音楽でアンサンブルがおかしいというのは聴いたことがないのは、彼の美声だけではなく、彼のセンスの良さをよく表しているのだと思います。 W.A.モーツァルト、A.ロルツィングなんかの作品では右に出るものはまず居ません。断言できます(笑) <アキレス腱> ギャウロフ、ブランと同じく基本的には何を聴いても素晴らしいです(笑) 古いひとだということもあって伊ものも仏ものも露ものもみんな独語歌唱です。なのでそこへの若干の違和感は拭いがたいものもあります。 部分的には伊語歌唱をしているものもありますが、正直なところあんまり言葉捌きが巧くない……ベストはやっぱり独ものを独語で歌ったものでしょう。 <音源紹介> ・タミーノ(W.A.モーツァルト『魔笛』) ベーム指揮/フィッシャー=ディースカウ、クラス、ピータース、リアー、ホッター共演/BPO&ベルリンRIAS室内合唱団/1964年録音 >彼の最高の当たり役です。この録音がステレオで残されているというだけで、価値がある。フィッシャー=ディースカウとのアンサンブルの美しさと言ったら!まさに“妙なる”ものです。つっころばしてきな部分を持ちながら王子としての気品も欲しいこの役のどちらの面も満たしているというのみならず、+αとして――物凄く意味のある+αです――溢れ出る生命力、若さを感じさせます。ヘフリガーやシュライアー、バロウズなど魅力的なタミーノが他にいない訳では決してないですが、それでも彼のタミーノは別格というべきでしょう。 (2011.9.12追記) リーガー指揮/プライ、ローテンベルガー、コーン、ケート、エンゲン、ヒレブレヒト、ナアフ、マラウニク、グルーバー、フリードマン共演/バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/1964年録音 >いや~よくこんなものが残っていた!しかもいい音で!最高のタミーノであるヴンダーリッヒと最高のパパゲーノであるプライの共演のライヴ盤だなんて!もちろんベーム盤でヴンダーリッヒと共演しているフィッシャー=ディースカウもショルティ盤でプライと共演しているバロウズも名唱ですが、やはりこのコンビで聴ければ……という思いはどうしてもあった訳で、そういう意味で夢の録音と言うべきもの。ヴンダーリッヒの歌唱の精密さ、品の良さはライヴであっても変わらずうっとりしてしまうような王子ぶりですしぷ来もまた人柄の良さとユーモアが溢れ出ていて余人を以て代え難いです。途中の科白も楽しいですし、3人の侍女も巧いので5重唱が最高です!ここは全曲のハイライトでしょう。ローテンベルガーも予想以上に旨みがありますし、コーンの滋味深い歌唱も特筆すべきもの。他、脇も揃っていますが、夜の女王のケートだけはいっぱいいっぱいの歌唱で精彩を欠きます。しかし、ヴンダーリッヒとプライで全編聴けるなら、アリアだけ歌って引っ込む女王が多少微妙でも問題ないですよ!(暴論) ・セスト(G.F.ヘンデル『エジプトのジュリオ・チェーザレ』)2022.4.20追記 ライトナー指揮/ベリー、ポップ、コーン、C.ルートヴィッヒ、ネッカー、プレーブストル共演/ミュンヒェン交響楽団&バイエルン放送合唱団/1965年録音 >ヴンダーリッヒの歌唱に「外れ」というものは存在しないと思っていましたが、それでも今どき流行らない20世紀風の重たいヘンデルであれば「普通に良い」ぐらいだろうと想像していました。けれどもここでの彼の歌はそのような邪推をくだらないものと一蹴してあまりある見事なものです。ひょっとするとタミーノ以上の彼のベストの歌唱ではないかとすら感じます。本来ソプラノにあてがわれた、あどけなさの残る少年という役柄のみから考えるのであれば、彼のテノールはいかにもしっかりと成熟しすぎていてそぐわないのではあるのですが、古典歌曲としてあまりにも美しく、均整が取れているのです。過剰も不足もない、筋肉質で堂々たる美麗な歌唱は、ギリシャの大理石の彫刻のようですらあります。今でこそイロモノのように思われてしまいますが、指揮も共演も極めて真面目な秀演と言えるでしょう。 ・アルマヴィーヴァ伯爵(G.ロッシーニ『セビリャの理髪師』) ・ドン・カルロ(G.F.F.ヴェルディ『ドン・カルロ』) ・ロドルフォ(G.プッチーニ『ラ=ボエーム』) アイヒホルン指揮/プライ共演/ミュンヘン放送交響楽団/1960年ごろ録音 >これらはアリア集用に取られた抜粋でそれぞれ有名なテノール&バリトンの重唱を取ってきているもの。いずれも独語。いまヴンダーリッヒの合集はたくさん出ているので、その中から探していただければ。実生活でも親友であったプライとの重唱はいずれもため息が出る。セビリャの重唱はこの年代の、しかも独語歌唱にも拘わらず、なんとロッシーニ的な愉悦に溢れていることでしょう!プライも有名なアバド盤より心なしか元気(笑)だし、ヴンダーリッヒの伯爵の優雅なことと言ったらありません。ドン・カルロの重唱も2人の息があっていて、親友同士の役にはぴったりです。そしてボエームの重唱の響きの美しさ。言語の違いなど乗り越えて、思わず茫然と聴きこんでしまいます。 ・アルマヴィーヴァ伯爵(G.ロッシーニ『セビリャの理髪師』)2016.3.8追記 カイルベルト指揮/プライ、ケート、プレープストル、ホッター共演/バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/1959年録音 >極めて貴重な映像で、よくぞこれを遺して呉れました!と言うべき代物。個々に見て行けば古めかしい部分の少なくない公演ではありますが(独語歌唱、伯爵の大アリアのカット、レッスンのアリアの差替など)、それらを考慮に入れても一見の価値があります。何と言ってもゴールデン・コンビと言うべきヴンダーリッヒ&プライを映像で楽しむことができるのは大きい。この2人を見ていると本当に仲の良い優れた藝術家同士の、稀有なコンビだったのだなあと改めて感じます。伯爵役は多くのテノールに演じられていますが、ロッシーニ・ルネッサンス以降の名手たちを含めても、これほどまで品格がある歌い口と気品のある佇まいの伯爵はいないと言っていいでしょう(続編で彼が不倫をするなんてとても思えないw)。育ちの良さそうなお坊ちゃんっぷりはフィガロに悪智慧を吹き込まれるあたりに説得力を与えていますし、逆にはじけるところではなかなかのやんちゃぶり。プライのフィガロは伊語でもありますが、独語歌唱の方が断然活き活きしています。古風ながらケートも可憐ですし、ホッターは怪演と言うべき存在感、プレープストルはここでしか観たことのない人ですがコミカルな演技が冴えています。 ・グラナダ(A.ララ歌曲) スモラ指揮/SWR Radio 交響楽団/1965年録音 >オペラではないですが、これは超名演!!大体このあたりを聴けば彼の藝風の広さを知ることができると思います。即ち、モーツァルトで感じられる端正な美しさ、ロッシーニで感じられる愉悦、ララで感じられる力強さと言ったところでしょうか。あの優雅なタミーノを歌った同じ人が、これだけパワフルで熱っぽい歌を歌うのかと驚愕せざるを得ません。 ・クロンタール男爵(A.ロルツィング『密猟者』) ヘーガー指揮/プライ、ローテンベルガー、オレンドルフ共演/バイエルン国立管弦楽団&合唱団/1964年録音 >これはほんのチョイ役ではあるのですが、忘れがたい録音。ロルツィングは日本ではあまり知られていませんが、ちょうど伊国でのドニゼッティぐらいの位置にあたる人で、曲想自体はそんなに難しくないものの、優美で独語の美しさが引き立つ歌が多いと個人的には思っています。となるとやっぱりヴンダーリッヒの良さが引き立つわけです(笑) ・イェーニク(B.スメタナ『売られた花嫁』) ケンペ指揮/ローレンガー、フリック共演/バンブルク交響楽団&RIAS室内合唱団/1962年録音 >チェコ語ではなく独語ですが、これはこの作品の超名盤。ヴンダーリッヒの瑞々しい歌声は、この作品のちょっと今では受け入れられない部分(詳しくはあらすじ本等を)をほとんど帳消しにして、この主人公を応援したい気分にさせてくれます。アリアももちろん素晴らしいですが、ここでも光るのはアンサンブルの巧さ。芯の強いヒロインを演ずるローレンガーや、藝達者なフリックとともに繰り広げる重唱は美しいだけではなく本当に愉しい。ケンペの指揮ぶりも見事です。 ・ロイキッポス(R.シュトラウス『ダフネ』)2015.12.3追記 ベーム指揮/ギュ―デン、キング、シェフラー共演/WPO&ヴィーン国立歌劇場合唱団/1964年録音 >これは凄い録音。何と言ってもヴンダーリッヒとキングの対決なんてものが聴けるのはこの音盤だけでしょうから。ロッシーニはテノール同士が火花を散らす作品は結構書いていますが(『オテロ』、『アルミーダ』、『湖上の美人』などなど)、独もので、しかもシュトラウスでこういうのは非常に珍しい(ドミンゴなんか「シュトラウスはテノールにケチだから嫌いだ!」とか言ってたとか笑)。ここでのヴンダーリッヒは、知る限り彼のあらゆる録音の中でもベストに近い状態で、まことにフレッシュで瑞々しい若者そのもののであります。そして、だからこそ非常に人間味がある。直情的な若者を地で行っているぐらいの(しかしそれでいて良くコントロールされた)歌なのです。そしてこれに対するキングは全く別のキャラクタを創造していて、全く見事な対照。重厚で硬質な輝きに満ちた、正しく神の声と言うべきパワー。この2人の決闘の場面は本当に素晴らしいです。普通ならここが全曲の白眉、と言いたいところなのですが、ベームの豊麗で懐の深い音楽、題名役のギュ―デンのこれ以上ないぐらいかわいらしいダフネ、出番こそ少ないながらも往年の名手として際立った存在感を示すシェフラーとどこをとっても素晴らしいのです。シュトラウス・ファン必聴の音盤です。 ・ナラボート(R.シュトラウス『サロメ』) 2020.4.14追記 コシュラー指揮/シリヤ、シュトルツェ、ヴァルナイ、ヴェヒター、リローヴァ共演/ヴィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/1965年録音 >いやこの『サロメ』は凄いです。これだけのメンバーに加えてライヴ!やや病的な狂気とグロテスクな甘美さを非常によく引き出した凄演だと思います。ナラボートはこの演目において冒頭から熱烈なサロメへの慕情を歌うのにわずか30分程度で自決して果ててしまうという、重要なんだかなんなんだかよくわからない役柄だと思っていたのですが、ここでのヴンダーリッヒは弾けんばかりの麗しい美声で、聴く者の心を一瞬にして捉えてしまいます!ああこれだけの魅力に溢れた青年が、これだけ戀い慕うサロメとは一体どんな姫君なのかと思わせる、グッと惹きつけるものを彼の歌が開幕早々に宿しているのです。これでサロメがイマイチだったらバランスを欠いてしまったのでしょうが、シリヤの幼い不安定さと狂気を伴った強烈な演唱が先に来るので、ヴンダーリッヒが最高の前菜になっています。ここに常軌を逸した感のあるシュトルツェ、僅かな出番でも十分不気味な印象を残すヴァルナイ、そしてドライで堅物なヴェヒターが絡んできて悪くなろうはずがありません(笑)。作品の異常さを際立たせた超名盤です。 ・パレストリーナ(H.プフィッツナー『パレストリーナ』) 2021.12.7追記 ヘーガー指揮/フリック、ベリー、シュトルツェ、クレッペル、ヴィーナー、ヴェルター、クライン、カーンズ、ウンガー、ユリナッチ、C.ルートヴィヒ、レッセル=メイダン、ケルツェ、ポップ、ヤノヴィッツ共演/ヴィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/1964年録音 >歌唱陣は超豪華ながら、馴染みのないジャンルの超大作ということで二の足を踏んでいた作品・録音。ここに来てヴンダーリッヒのまた新たな顔を知ることができたように思います。ここまでの他の録音の感想でも述べている通り、彼の魅力といえば永遠に若さを生み出し続けているかのような、瑞々しい生命力ある歌声であると感じてきました。逆に言うならば若さという魅力を発揮できる青年であれば、役柄の欠点を覆い隠して愛すべき人物にしてしまうというのがヴンダーリッヒの卓越性だと考えていたということができるように思うのですが、ここで演じているのは老境の、悲嘆に暮れた藝術家です。美しい部分はありつつも全体には派手さの少ない、渋い旋律に彼が籠めている悩みの深さには驚かされると共に心を動かされます。もっとヒロイックに歌うこともできるでしょうし、例えばシュライアーならもっと頭脳派らしいアプローチをかけるだろうと思うのですが(それはそれで聴きたい)、ヴンダーリッヒの声と歌は生き生きとしているからこそ、その心の傷の深さや闇のくらさがなまなましく迫ってくるようです。諦観と懊悩を歌うモノローグから、偉大な音楽家たちの影からの励まし、天使たちや亡き妻の幻影に導かれた霊感に包まれる場面こそは、この演奏のハイライトでしょう。また息子へ向けられた優しい眼差しや、終幕の寂寞とした味わいも格別です。個人的な好みはあってもこれだけ歌手が豪華だとただただ圧倒されるのですが、キャラクターテナー好きとしては2幕で活躍するシュトルツェ、クライン、ウンガーの3人の快演(怪演?)は特筆しておきましょう。 スポンサーサイト
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コメント
こんばんは、鴫澤です。
先日、ペーター・シュライヤーのお話をして、「どうしてもヴンダーリッヒと比べてしまう」と仰っていて、ちょっと可哀想に思いましたが、全く同感です。 シュライヤーにはシュライヤーの良さがあって、比べるわけではないけれど、ベームの後宮を聴いた時は「あぁ、ヴンダーリッヒを超えたな」と思った程です。 で、本題のヴンダーリッヒ。 さすがに私も生では聞いていませんが、声自体が何とも切ない青春を感じさせます。 オペラからは外れますが。先週はカール・リヒター指揮のクリスマスオラトリオを聴き込み、次に水車小屋を聴いたら、もうメロメロで全身が溶けてしまいそうな法悦。 (魔笛がこの人のベストではあるものの)オペラの話題から外れようが、何だろうが、水車小屋は絶対外せないと思います。 ついでにもっと脱線しますが、もっと古い1960年代初期の『ドイツのクリスマス』というアルバムがありました。 冒頭に教会の鐘の音がかなり長くあって、次にオルガン、合唱と続き、そこまでで古いドイツの教会の雰囲気満点。 合唱のあと、ヴンダーリッヒがソロで Drei Konige wandernte aus Morgenland と歌い出します。 私が小学生の頃、父が買ってきたもので、我家に何枚かあったクリスマスアルバムの中でも最高で、毎年クリスマスの頃に聞いて、ドイツのクリスマスを夢見ていました。 その後、レコードは反って再生不能になり、日本コロムビアに何度も再版のお願いをし、社長にまで頼み込んだものです。 今では、you tube で聴けますので是非。 2021-12-29 Wed 23:07 | URL | 鴫澤秋介 [ 編集 ]
再びコメントいただきありがとうございます。
おっしゃるとおりヴンダーリッヒとシュライアーは個性が全く異なるのは重々承知しているのですが、どうしても“楽器”が近いと相互に参照してしまうのですよね。 この記事を書いた当時(もう干支一回りも前になりますが)には聴けていませんでしたが、ご推薦の水車小屋は確かに素晴らしかったと記憶しています。私自身が歌曲は不案内なので敢えてここでは取り上げていないのですが、甘やかで情熱的な彼の声はこの青年にマッチしていて、もし不慮の事故がなければもっとこの方面も深めていかれたのだろうなと考えてしまいます(それこそシュライアーと較べてしまいつつ)。 ヴンダーリッヒが登場するクリスマスのアルバムは寡聞なもので初めて聞きました。探してみようと思います。 2022-01-04 Tue 10:16 | URL | Basilio [ 編集 ]
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