Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

鯨鉢

266-3.jpg

鯨鉢
Kujira-bachi (Whalebowl)

再び式に向けて作ったもの。
金魚図のときに妻から、「金魚鉢で泳いでいるように見える作品ができたら面白いのではないか」という提案を受けて作ったもの(ちなみに金魚図も展示しました)。
こちらの写真は当日のもの。

_1100162-2.jpg

「泳いでいるように見える」ようにピアノ線か何かで金魚鉢の中に固定することもできたのですが、折角ならちゃんと泳がせたいと思い、この折り紙の鯨は実際に水中に浮かべています。
後述する鯨そのものも新作で、これ自体は思ったよりも早くイメージ通りのものができたのですが、紙の選択がやはり非常に難しかったです。最初に考えたのはレジンコーティングですが、作ったものをコーティングするのでは塗り切れていないところから絶対に浸水すると思い、まずは正方形の折り紙の段階でレジンを塗ったものを作ってみたのですが、やはりかなりの勢いで浸水して断念。次には紙ではない薄いものならどうかと不織布を使ってみたものの、こちらは整形が上手くいかず。
最終的には表面が撥水の塗料(漆っぽいやつ)で塗られた和紙の裏側を黒の油クレヨンでありったけ塗りたくって使っています。クレヨンは非常に優秀で、事前に2回ほど8時間ほど水につけておきましたが全く問題なく、当日も12時間以上平気でした(とは言え、ずっとつけておくと劣化が進むのは間違えないので、現在は水を抜いて置いてありますが)。

_1100161.jpg

コンセプトとしては「鯨の棲む海の生態系を金魚鉢に閉じ込める」ということで、海らしさと金魚鉢のイメージとの交錯した世界を狙いました。ビー玉も貝殻も金魚鉢によく入れるアイテムですが、ビー玉は海らしい水色、貝は海のものをそのものずばり用いることで、そうした効果を出そうとしています。

最終的には良い意味での倒錯した魅力を出せたかなと思う一方、これを写真で伝えるのはなかなか難しく^^;
上記3枚はプロの手によるもの。流石、の一言です。

14839347220.jpeg

中に入れた鯨は完全に新作。
マッコウクジラやナガスクジラ、セミクジラもそれぞれの魅力があるのですが、今回は絶対ザトウクジラ!と決めていました。長く優美な前脚が、金魚鉢に入れたときに映えると思ったからです。

14839347480.jpeg

黒いものなので写真だとうまく伝わりませんが、喉元の部分は実際のザトウクジラ同様蛇腹にしてあります。
実は当初やたら紙が余ってしまって難渋していたところ、ここも妻から「本物に寄せて蛇腹にしちゃえば?」と言われてはたと気づいてこのように纏めた次第です。
ちなみに、喉の部分が蛇腹になっているのは髭鯨だけで、マッコウクジラのような歯鯨にはこのような構造はありません。
折り紙 | コメント:0 | トラックバック:0 |

酉/鳳凰




TORI (Gallus gallus domesticus)

2017年も無事に明けました。
昨年はあまり更新できませんでしたが(特にオペラな人)、今年こそは!と思っております。

今年は喪中で年賀状を出さなかったので、干支と古生物は中断。但し、毎年折っている干支の折り紙は今年も準備しました。



鳥は苦手なモチーフです。
苦手というより羽毛をどう表現すべきか自分の中で見えていなかったという方が正確かもしれません。そんな訳で今回はかなり苦労しました。何だかんだ他の方の作品を参考にしながら、蛇腹で纏めてみました。新規性はないなあと思いつつも、まずは纏まったかなと思います。



蛇腹を使って背中側の羽毛も表現しています。
全体には軍鶏のイメージ。



鳳凰
Phoenix

で、いくつか作っているうちに比率を間違えてできたのがこちら(^^;
まあ酉をいじっている途中でいずれ作ろうと思ってはいたので、結果オーライということで笑。



思った以上に身体が膨れてしまって、纏めるのに難渋しました。タントは好きな紙なのですが蛇腹をやるにはちょっと固すぎるな。



それでも意外と纏まったので一緒に挙げてみます。
妻には「オヴィラプトル......?」と言われてしまいましたが(^^;確かに行けそうw
折り紙 | コメント:0 | トラックバック:0 |

凶龍


凶龍
Gyarados

時間が空いてしまいましたが、リザードンフシギバナ、カメックスニドキングに続いて、ギャラドスを作ってみました。


リザードンを作ったときに、この下顎の感じからならギャラドスが行けるのではというのはずっと思っていました。一方で、顔にかなりパーツが集中しているので、全身作るのは苦労しそうだなあと言う気がしまして、あっためておりました(笑)


このため、あまりそういうことはしないのですが、今回ばかりは先ずは頭だけ、どうするとうまくいくものか3個ぐらい作っては潰しを繰り返しました。その後、体の作り方も考えていったのですが、結局その最初に作った頭からはいろいろ修正も必要だったので、纏めていくのは大変でした(^^;


背鰭も多いので苦戦を予想していたのですが、こちらは割と最初に仮でやってみたバランスがよく、順調にいきました(^^)


当方、ポケモンはほぼ第一世代、第二世代はかじった程度でしたが、折角なので赤いギャラドスも作ってみました。
(はい、そこエビって言わない!!)


やせいの ギャラドス が とびだしてきた!

折り紙 | コメント:0 | トラックバック:0 |

春夜図

春夜図
Haru-no-yo-zu

WIN_20161003_073620 (3)

これも式に向けて作ったもの。
自分としてはかなり大きな規模のもので、本当はこれを春として四季を描いた連作にしたかったのですが、これにかなり苦戦したこともあって結局単体で展示しました。結果的にはバランスとしては良かったのかもしれません。
ただ、当初の構想は今後目指していってもいいなと思ってもいます。




折り紙としては新しい創作はしていません。以前作った櫻枝の規模を単純に拡大したもの、と言えます。ただ、構図や紙の選択などは新たに練り直しています。花を作るのにも構図を固めるのにもかなり時間がかかってしまい、結局半年ぐらい手をつけては放置し......を繰り返していました。

019.jpg


当初はボードに貼ることを考えていたのですが、妻からもアドバイスをもらい、最終的には掛け軸のように吊るかたちになりました。
折り紙 | コメント:0 | トラックバック:0 |

愚者の犬



愚者の犬
Iggy

上司にカピバラを頼まれ、ちょこちょこ試作して1週間ほどで拵えました。それはまあまあ悪くはないかなぐらいのものだったのですが、それを作ってみている間に何となく出来そうだなと思った次第。

20161116082603606.jpg

荒木飛呂彦の『ジョジョの奇妙な冒険』は、僕自身はそこまで入れ込んで観ている方ではないのですが、妹が大ファン、つられて観た母がイギーのファンになったというところで、実家はイギーだらけ。

20161116082604bbc.jpg

そんなわけでよく見てはいたものの、何の気なしに作ってみてしまったので、実際どのぐらいファンの方から見てそれらしいのかは(^^;
それなりに可愛くは仕上がっていると思いますが。

20161116082606029.jpg

原作では話の進行に従ってだいぶ顔が変わるのですが、そこが或意味折り紙のいいところでどっちとも取れるような顔を目指してみました。
折り紙 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<前のページ| ホーム |次のページ>>