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Don Basilio, o il finto Signor

ドン・バジリオ、または偽りの殿様

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2018

あけましておめでとうございます。
……と言いながら年々おめでたいっていうことは特にないなあと感じるようになっています。
むしろ何かしら「キリ」を作っておくことで、それを口実に普段できないけどやらなくてはいけないことや親しい人との挨拶をする、ひとつの装置というか、とても事務的な印象を強くしています(暦とか年中行事とかっていうもの自体がそういうものなんでしょうけどね)

2018-1.jpg

そんなわけで今年も正月を口実にゴム版画「干支と古生物」シリーズです。
昨年は喪中で掘らなかったので2年ぶり。実はちょっと面倒になってきてしまってやめようかなとも思ったのですが、たまたまふっと時間もできたので作ることにしました。
干支は身近な生き物が多いので、どうしても哺乳類ばっかりになりがち。今回は戌年なんですが、まあイヌに纏わるやつがいなくて困った困った^^;

いろいろ考えた結果、ラテン語で「犬の顎」を意味する名前が付けられたキノグナートゥスに。
これなら哺乳類ではなく単弓類ですしね!……しかし見た目はかなり哺乳類だなあ^^;
今回頭の骨を見てみたらこいつらそんなにイヌには似てないよなあと思いました。
けど柴犬っぽい模様をつけてみたら、結構イヌっぽくなるのねw

そんな訳で今年もよろしくお願いいたしますmm
お年賀 | コメント:0 | トラックバック:0 |

凶龍図

gyarados5.jpg

凶龍図
Gyarados

ちょうど1年ほど前に作ったギャラドスを、改めて作品に纏め直してみようと思ったもの。

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前に作ったものから折り方そのものは全く変えていないので、こちらもインサイド・アウトで背びれは全部裏側が出てきてます。裏打ちして違う色が出るようにしてもよかったんだけど、初代のポケモンのドット絵のほぼ単色な感じをオマージュして敢えてそのあたりの細工はしませんでした。
初代のポケモンの画面は当然ゲームボーイなので完全に平面で、その平面性は意識して作りました。

gyarados6.jpg

一方で当然折り紙そのものの持っている厚みはプラスのものとして活かしたくて、特にこいつの場合顔のパーツはそもそもかなり立体的に纏めていることもあり、この立体性と平面性の間でうまく遊べればと思った次第。

gyarados8.jpg

もうちょっといろいろこの路線で遊んでみたいなと思っていますが、次は何になることやら。
折り紙 | コメント:0 | トラックバック:0 |

梅菲斯特図 "Ma il reprobo fischia!"

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梅菲斯特図 "Ma il reprobo fischia!"

弄臣図に続き、歌劇の主題によるもの。
A.ボーイトの『メフィストーフェレ』は大好きな作品で、以前にも契約の場を作ってみたことがあります。先日のリゴレットを踏襲したスタイルの中で、改めて表現してみたいと思い、形にしてみました。

mefist2.jpg

メフィストは以前の作品でも登場した悪魔をベースにしていますが、より人に近い姿に仕上げたいと思い、試行錯誤を重ねました。
口や耳、翼など旧作ではかなり大きくおどろおどろしく作っていた部分を小さくした分、顔つきそのものや手により紙を割いて細かな表情をつけるよう努力しました。くりくりとした髪の毛の表現も試みています。

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このオペラでのメフィストは兎に角口笛を吹く場面がたくさんあるので、どうしても口笛を吹かせたかった!
この手つきを形にするのに一番苦労したかもしれません。

mefist4.jpg

場面としてはエピローグ、ファウストは救済され、神を讃える天使の合唱のなかで、口笛を吹きながら悪魔が堕ちていくところ。
敗北して消えてゆきながらも、斜に構えて、努めて皮肉に陽気な姿を保とうとする一瞬です。
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弄臣図 "Si, vendetta"

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弄臣図 "Si, vendetta"

久しぶりに折り紙の投稿、G.F.F.ヴェルディの『リゴレット』をテーマにしました。
別の作品を作ろうと思っているうちに偶然人型ができまして、これまで作ってきた日本画的な枠の中でオペラの登場人物を描いてみようという意欲が湧いたものの、途中でいろいろな他のアイディアなど神保町WKでの頭蓋骨シリーズが間に入っているうちに完成が先延ばしになっていたので、どうにか記事にできてほっとしています。

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場面としては2幕の終わり、愛娘を弄ばれて怒りに震えるリゴレットが復讐を誓うところです。
そこまでの娘とのやり取りとかつて自分を呪った伯爵の言葉で、音楽も感情も高まったところで、ふっと静かになって復讐を語りだす……ここから先、怒りの爆発に向かっていく直前の、嵐の前の静けさのようなところを表現できたらと思いました。

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試作をいくつか作った時にはうまくすると自立できることも分かったのですが、この平面の世界に落とし込んだ方がむしろ緊張感がうまく引き出せるように思いました。その目的をより達成し、爆発的な怒りの籠った姿を表現するため、敢えてやや無理のある体勢を取らせています。
個別のパーツとしては、顔の表情以上に手の表情に苦労しました。演劇をやる人が手を大事にするのがよくわかった気がします。

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背景はごちゃごちゃ作りこまず、暗黒の中にぽつんと置くことでリゴレットの孤独を感じさせたいと思いました。

ただ、最近観て感銘を受けたフランス人間国宝展などを思い返すと、もっともっと抽象化させた世界の中でこうしたことを表現できたかもしれない、と感じています。
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開幕5周年!!!

おととい9/26を以てオープンして5年目になりました。

昨年はあまりにも忙しくて4周年記念の記事も書けなかったのですが、今年はそれに比べると落ち着いているので、過ぎてしまったもののまあ節目ということで^^

先日ちょうど近いタイミングで30,000アクセスだったので、単純計算すると毎年6,000アクセスもいただいていることになりまして、こんな場末のblogをこれだけ見ていただいているのは感謝の限りです。

なかなか以前のようなペースで記事を書けませんが、その代わりに1つ1つなるべく丁寧にと思っているところです(過去のを読み返すと結構ひどいしw)

今後ともご愛顧いただければ幸いです。
思ったこと。とか | コメント:0 | トラックバック:0 |
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